2019年4月8日月曜日

 こんにちは!3cの内海太樹です!
 17日間のカンボジアの滞在及びOCPを全て終え無事日本に帰ってきました。
はじめに、私は、シンガポールと日本の合同チームのムードメーカーになる。と、このプロジェクトが始まる前に決めていました。その目標は出来たかどうか、振り返って行きたいと思います。
 さて、私がこの研修で特に印象に残ったことは大きく分けて3つです。1つ目はドネーションドライブ、2つ目は学校訪問、3つ目はシンガポールの学生との交流です。
1つ目のドネーションドライブでは、貧困に対する意識が変わりました。一言で表すと、私は、貧困を知りませんでした。行った後でそのことに気づきました。私たちが行った村の人々はまるで私たちが救世主かのように一袋の食料と古着に手を合わせて喜んでくれました。普段この方達はどのように生計を立てているのだろう、もし誰もここに来なかったらどうなってしまうのだろう、そんなことを考えられずにはいられず、心の痛みは止まりませんでした。そして、改めて自分たちはたまたま恵まれた環境で生まれ育ってこれたことに有り難いと思いました。世界の貧困に、実際に向き合えてよかったと思っています。


 小学校訪問では科学の授業と学校改修作業を行いました。英語の通じない小学生を相手に授業したことはとてもおもしろい経験をしました。もちろんそれもよかったのですが、学校改修作業を主に語りたいと思います。学校改修作業は自分たちでお金を出して、食べるところのタイルを貼ったり、自力でセメントを混ぜて教室のタイル張りを行ったりしました。学校ではスイッチひとつで機械がやってくれたセメント練り作業も、手作業でやると重労働で、その夜はとてもぐっすり眠れました。自分たちが過酷な思いをして食堂や教室が完成した姿を見た時、ボランティアのやりがいを感じました。将来、私は海外でこのような活動の指導者になりたいと思っています。その片鱗を現場で味わえたこと、これは私の夢に1歩近づいたような気がしました。





 3つ目のシンガポールの学生との交流はこの研修を語るにあたって1番大切なことだと思っています。彼らと会う前日から、絶対シャイにならないでおこう、最初からどんどん話しかけていこう、と決意して、話題も準備していました。しかし、うまくいかずにどう話していいのか途中、分からなくなりました。しかし、シンガポールの学生も日本語を教えて!と言ってきたり、歌を歌ったりして距離を縮めてくれました。そのことを知り、とても嬉しかったです。バディの子と16km歩いたこと、夜遅くまでドネーションドライブの袋詰めをしたこと、バスの中で大はしゃぎしたこと、カンボジアに来てよかったと思えたのは彼らがいたからです。日本の学生だけでは今のこのなったことのない不思議な楽しい気持ちにはなっていなかったと思います。またいつか彼らと会えることを楽しみにしています。
後期の間からミーティングをしてきて、何度も行き詰まりました。カンボジアに着いてからもハプニングや心変わりがあり、いくつか反省点もあります。でも、最後にみんなで笑って終われたことに幸せを感じています。来年のこの活動も私たちの意志を繋げて欲しいです。







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