2019年4月4日木曜日

OCP2019を終えて

 皆さんこんにちは。新3Aの松下航太郎です。
 まずはじめに、なぜ僕がこのプロジェクトに参加しようと思ったのかというと、『日本ではできない経験をしてみたい』というのと、『様々な世界を見てみたい』と思っていたからです。実際にOCPに参加して日本とは全く違う生活環境におかれ、食文化も違い、気候も違うそんなカンボジアでたくさんのことを学べました。
 参加動機に加えて僕は自分で目標も作っていました。
 まず1つ目に『なんでもチャレンジする』という目標です。
 この目標を活動中忘れずに生活しました。上記にある通り日本とは全く違います。それなのに何も自分から行動しないとなると損だと思います。そう考え目標にしました。この目標を立てたことで、自分から積極的に行動しようと意識付けされました。例えば、市場で商品を購入する際に値引き交渉をしてみる。であったり、共に生活するシンガポール人の人達に積極的に話しかける。であったり、1歩踏み出す時に『平成最後だから』のような『カンボジアでこのメンバーは最後だから』という意識を持って動けばとても動きやすかったです。
 続いて2つ目は、『食べず嫌いをしない』です。
 なぜこの目標を立てたのかと言うと、僕は野菜が好きではありません。その状態でカンボジアに行ってしまうと、食べるものが極端に減ってしまうと考えこの目標を立てました。この目標を立てたことによって、ホームステイ先で出てきた料理であったり、街に出て食べに行った時に注文する時であったり、なんでも食べてみようと頑張りました。実際に食べてみると美味しく野菜料理も難なく食べられるようになりました。自分の先入観だけで味を判断することは、これからもうやめようと思いました。一口食べるだけでまた新たな好物を発見できるかもしれません。

 ここから現地での生活についてです。
 まず共に生活するシンガポール人の方々についてです。
 僕自身今回のカンボジアが初海外で人前で英語を話す機会も少なくシンガポール人と合流する前まではしっかりコミニュケーションが取れるのかという不安がありました。しかし、シンガポール人はとても優しく自分が話し終わるまで丁寧に聞いてくれるとても親切でした。それに研修中に必ず関わる場面があるため絶対と言っていいほど仲良くなることができます!バディの人は特に親切でした。説明などを聞き取れなかった時、簡単な英語にしてもう一度ゆっくり話してくれ理解するまで話し続けてくれました。自分から聞いてもしっかりと教えてくれるので分からなければ聞くことをオススメします。

  次にホームステイ先での生活についてです。
  大きな家が1つありその家の1回では女性が、2回では男性が寝るという分け方でした。寝る場所の説明としては、女性の方は二段ベッドでとても暑かったそうです。後半になるにつれ外で寝る人が増えていたような気がします。男性の方は床に絨毯が引いてありその上に茣蓙がありその上で寝ました。僕の使い方が間違っていたのか蚊帳があったのですが中に虫が入っていたりしました。1度かなり大きめのゴキブリのような虫が蚊帳の中に入ってきていてとても焦りました。寝心地は1日目はとても暑く寝心地が悪く感じたのですが2日目には疲れもあったせいか快適に寝ることが出来暑さも感じることがありませんでした。1つ不快な点としては、朝の5時頃から始まる朝の放送がうるさく眠りを妨げられました。その点を除けばとても快適でした。
 お風呂は大きな水瓶が3つあり4人グループに別れて順番に入りました。桶3杯というかなり少ない水量でしたが上手く使えば十分に体を洗える量でした。水は見ないことをオススメします。
 上記にもある通りホームステイ先での食事は野菜が中心でした。それに加えてご飯とスープ時々魚という感じでした。どの料理も美味しくいただけました。野菜がとにかく多いので早いうちから野菜をしっかり食べておくと体調を崩さずに生活できると思います。僕自身最初の2日ほど便が詰まりましたがそれ以降は何事もなく日本に帰ってからも元気に生活出来ています。朝ごはんはパンとご飯と麺が交代で出てきました。僕のおすすめは麺です。特に美味しく朝からガツガツ食べてしまいました。

 OCPでは小学校に行き教室の修繕や子供たちに授業をします。小学校の子供たちはとても活動的でフレンドリーなのですごくよってきてくれます。言葉はクメール語が主体のため伝わりづらいですが高学年になると英語をわかる子もいます。だからといって高学年だけの相手をする訳ではなく全学年と関わる機会があるのでその時は身振り手振りと感覚でコミニュケーションを取りました。日本語でもニュアンスが伝わることが多いため日本語で話掛けてもいいと思います。修繕活動はOCP全体で行う作業とは別に日本人のみの作業も行いました。全体では教室を修繕し、日本人ではキッチンを綺麗にしました。どちらも自分たちの力だけで綺麗にするため終わった時の達成感がすごくそこまでの過程のつらさは良き思い出となりました。日本人で授業もしました。通訳の人と日本人5人で1グループとなり授業をしました。僕達のグループはスライムを作りました。小学生は見たことがないらしくとても喜ばれました。

 次はドネーションについてです。
OCP半ばから後半にかけてドネーションドライブが始まりました。パッキングの際に雨が降り出すというハプニングもありましたが無事パッキング出来ました。パッキング中はバディや近くの人達と話すことが出来たのでいいコミニュケーションの場となりました。かなりの時間を要しましたが苦ではなく楽しかったです。
 本題のドネーションドライブでは様々な村に行きました。それぞれの村に違いがあり比較的裕福な村とそうでない村がありました。裕福な村の特徴として、畑が大きかったです。たくさんの作物が取れるため裕福になるのではと考えました。しかし、乾季の村しか見ていないため、一概に決めつけることはできません。水が豊富な雨季に水田を使い稲作をしてる場合も考えられるので貧富の差が見て取れたのはこれら以外の原因がある可能性が高いです。村の人々は優しかったです。食料や服などを渡す時は笑顔で受け取って下さりとても気持ちよく活動することが出来ました。

 HIVvillageにも行きました。
 OCP2日目と半ばの計2回訪れました。初めて行った時、想像していたよりも閑散としていて村というより小さな家族というように感じました。周りには畑以外何も無く隔離されているという事実を改めて突きつけられました。しかし、村の人達は僕達が訪れるとずっと笑顔で僕達に接していました。その笑顔をみるとなんとも言えない気持ちになりました。村には子どももいて賢いがために自分の状況に気づいていると先生から聞きました。それなのに笑顔で生活できるのはすごく尊敬に値します。HIVvillageでは、強く生きている人々と出会い何事にも諦めない精神を学びました。

 OCP活動10日目にスラムとダンプサイトをドネーションの一環で訪れました。
 スラムでは、久保先生からスラムに住むある姉妹の話を聞いていてまじまじとその姉妹の目をみるととても悲しくなりました。小さい頃に絶望を味わいながらも未来に向かって夢をもつ同年代の女の子をみると自分の生活を見直さないとと思いました。これから自分に何があろうとも自分より辛い経験をおった人がこのように生活していると考えて前を向いて生きたいと思いました。
 ダンプサイトでは、まさかの食料が全員分足りないというハプニングが起こりました。そのために渡す人を自分たちで選んで渡すという提案がされ最終的にしなかったもののその提案がでたことに驚きそして怒りを覚えました。結果的にダンプサイトの方が譲り合い渡す人が決まりましたが、村での生活よりもずっと不便な思いをしている人達に渡せないないのはとても悲しく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 僕達日本人はダンプサイトでサンダルを配りました。これは日本で計画し各自お金を持ち寄りマーケットでサンダルを買い渡しました。渡す際に子どもたちは素直にこちらの指示に従ってくれスムーズにそして楽しく渡すことが出来ました。懸念されていた匂いですが、少し感じたもののそこまでの匂いではなかったです。ダンプサイトから少し外れたところだったのが影響したのかも知れません。

 最後にOCPの活動全てを通して
 OCPではたくさんのことを学びました。日本では絶対にできないことが多く、そのどれもが新鮮で楽しかったです。最終日とその前日にはポル・ポト政権時代ゆかりの場所をいくつも回りましたがそのどれもに悲惨な過去があり、考えさせられることが多かったです。現地の人やシンガポール人とのコミニュケーションはとても楽しくながい付き合いにしたいと思いました。初海外でここまで馴染むことが出来楽しむことが出来たのはOCPのメンバーがいたからだと思います。行けるならもう一度行きたいです。そして2回目だから感じられることや1回目では出来なかったことをしたいと思います。

ありがとうございました!!




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