2019年4月5日金曜日

記録02

5Aの前田恵美です。
私にとって2回目であるOCPが終わりました。
この活動で何を思ったか、何を感じたかをここに残します。
自分の想いを言葉にまとめるのは得意ではないけれど、よかったら読んでください。

カンボジア での17日間の日々はどれも充実していて、1日1日がとっても濃かったです。
どの日もたくさんの刺激を受け、正直言って毎日がヘトヘトでした。
今回のプロジェクトで考えさせられたのは私たちの目的は何なのか、私たちには何ができるのか、なんてことです。ボランティアとは何なのか考えながら書き進めたいと思います。

(WATKANDAL小学校)
去年行った時とはガラリと雰囲気が変わっていました。一番大きいのは、やはり校舎が変わったことでしょう。校門入って右側に新しくて大きな校舎ができていて、子供達はそこから顔を覗かせています。自分たちが改修した校舎が二番目になっていることに少し寂しさも感じましたが、学校がどんどん成長していることに嬉しく思いました。何と、校庭には水道までもできていたんです。驚きました。
窪先生から聞いた話をします。カンボジア にはボランティアの方が多く訪れますが、そういう活動が現地の村の人のプライドを刺激し、外国から来た赤の他人がこんなに頑張ってるんだから自分たちでもどうにかしないと、と思うらしいんです。それで最近では村の人たちが協力して学校を建てた例もあるらしいです。その話を聞いて私たちの活動はきっと意味があって、どこかにつながると思い感激しました。

今回日本から用意していった授業はスライム作りとブーメラン作り。子どもたちはとってもキラキラした目で、喜んでくれていました。正直言うと、準備は足りているのかなんて心配していたんですが、余計だったみたいです。子どもたちに楽しんでもらおうと言う思いやりのこもった、唯一無二の素敵な授業でした。みんなお疲れ様!



(Donation Drive ---Dump Site)
たくさんの村に訪れ、カンボジア の現状に触れることができる大きな活動の一つです。
中には電柱が全然ない村もあります。私たちの寄付は何日かの助けにしかならないけれど、そんな助けが必要な人がたくさんいます。
ただ、私は日本に生まれて、そこにいる人たちはその村に生まれただけなのに、生活が全く違うことに考えさせられます。
去年私が一番衝撃だったDump Site。今思い出しても寒気がするくらいのハエとカラスの量と強烈な匂い。そこに人が住んでいるということを想像するのも嫌になりました。
今回そんなDump Siteに届けようと私たちが考えたのがサンダル。靴を履いていない子供たちがたくさんいるので、そんな子達にサンダルを届けてあげたい。危ないゴミの山での活動を少しでも安全なものにしたい。そんな気持ちで決めました。
私はどちらかというと楽観的に考えていたので、ただ購入して届けてあげるだけだと思っていました。でもそんな簡単にはいきませんでした。私の準備と計画不足でたくさんの人に迷惑をかけてしまいました。
たくさんの人に助けを借りて、この寄付は成功することができました。
効率化のために夜な夜な作ったフィッティングボードも大活躍。テマセク学生もたくさん走ってくれました。本当に本当にありがとう。
正直いうと、ダンプサイトに寄付しているときは忙しすぎて、強い思いを感じる余裕はありませんでした。でも、サンダルを履いていない子供たちが、これから、サンダルを履いて暮らしていく姿を想像すると心が暖かくなりました。きっとこの寄付は間違っていないと言い切ることができます。もしよければ、来年も続けて欲しいと願っています。



(この活動について)
このブログでは大きく2つの事しか取り上げられていないけれど、OCPで経験した全てのことが私にとっての刺激であり、素敵な思い出です。
時に、チームのメンバーと夜遅くまで話し合い、自分の意見を言い合うような時間もとっても意味のある時間だったと思います。自分自身の成長にもつながりました。

さて、最初にも言いましたが、ボランティアとは何なのかを考えました。
答えははっきりとはわからないけれど、私には2回のOCPを通してぼんやりとわかった願いがあります。
ボランティアというものを持続可能なものにしたい。
私は去年カンボジア の現状を目の当たりにして、助けなければいけない、助けがないといけない事実を知りました。ボランティアって、現地の人にとって生活の支えまでとはいかないけど少しの助けであり、その人の大きな経験でもあります。最初は興味本位であったり、好奇心であったりしてもいいかもしれない。しかし、興味本位で訪れて一つ、物を寄付して帰る、全然自分の生活と違ったよね、かわいそうだよね、そんな一回きりの同情では終わらせてはいけないと思いました。結果やっていることが自己満足でもいい。経験してみて、自分たちの相手はもっともっと大きな事実であったことを知ります。そこからの活動が私たちには必要なのではと思います。
だからこそ続けることが大事だと1回目も思ったし、2回目も確信しました。
自分の言葉ではうまくまとまらなかったけど、ただ一つ、これからもOCPを続けてください。



一緒に活動した日本チームのみんな、本当にありがとう。楽しかった!!

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